青い空と海


私は海がない街で生まれてずっと育ってきた。関西にある県の殆どが山であるというところだ。

その代わり寺社仏閣や国宝が数多くあるところである。ここまで書くとおわかりになられる方も

おいでだろうが、野生の鹿がたくさん生息している奈良県。四方八方山に囲まれ多少の街があるが

ほんとに山が多い。勿論海なんてどこにも無い。有るのはダムにせき止められてできた大きな池。

あとは小さな池のみ。そのせいか小さなころからめったに見られない海がとても珍しく新鮮に思えた。

小学生のころは遠足で少しでも海が見える所を通ったり行ったりすると、同級生全員がばすのなかで

立ち上がり、”わー!海だ海ー!” 大騒ぎである。海を身近に感じられない土地で育った殆どの

子供たちはその大海原を見るとじっとしていられないぐらい興奮したのを覚えている。

私も勿論、例にもれずその他の何にも似つかない広くて大きく何とも言えないブルーな景色に感動

したものだ。

私はそれに加えて幼い頃から天体が好きだった。小学生のころは月の観察をしたり、流星群が見えると

いうと、屋根にシートを敷いて遅くまで空を見上げたまま寝転がってみたり。よく、博物館の様な所に

連れて行ってもらいプラネタリウムや宇宙の説明を食い入るように聞いていたものだ。そのせいもあってか

空の青と海の青には人一倍興味を持つようになった。何かあると海が見えて水平線で交わる空が同時に見える

所へよく行くことがある。飛行機も好きだったので空港へもよく行くことがある。大きな空が見えて水平線

が見える関西空港なんかは自分にとっては最高の癒しスポット。

そのようなことがあってか自然の青い色にとても癒しを感じるようになった。選ぶものはすべて青い色を

選ぶようになった。身近に青が有ると不思議と安らぐからだ。




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